前野呉服店の想い

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前野呉服店の想い

昭和6年、祖父がこの土浦の地で店を開きました。

父へ、そして私へ。
三代にわたり受け継がれてきた暖簾には、地域の皆さまとのご縁と、たくさんの思い出が詰まっています。

私は、着物を販売することが仕事だとは思っていません。

お宮参り、七五三、成人式、卒業式、結婚式…。
人生には、何度も大切な節目があります。

その一日が「本当に良い日だったね」と、何年経っても思い出していただけるよう、お一人おひとりに寄り添い、お手伝いをすることが私の仕事です。

普段のお着物も同じです。

「どなたとお出かけになりますか?」
「どんな時間を過ごされますか?」
「どんなふうに見られたいですか?」

そんなお話を伺いながら、季節や場所、お客様らしさに寄り添ったコーディネートをご提案しています。

また、日本の着物や帯には、世界に誇れる職人の技術があります。

その素晴らしい技術や、ものづくりに込められた想いを未来へつないでいくことも、私たちの大切な役目だと思っています。

着物は決して特別な人だけのものではありません。

もっと気軽に、もっと楽しく。

着付け教室や着物でのお出かけ会を通して、「着物って楽しいね」と感じていただける時間も大切にしています。

前野呉服店は、着物を買うためだけのお店ではありません。

おしゃべりに来てくださる方、ちょっと相談に立ち寄ってくださる方、お客様同士が仲良くなり、一緒にお出かけされることもあります。

そんな光景を見るたび、この店を続けてきて本当に良かったと思います。

祖父や父が大切にしてきた想いを受け継ぎながら、これからも地域に根ざし、人と人とのご縁を大切に、日本の文化を未来へつないでいきたいと思っています。

どうぞお気軽に、前野呉服店へお立ち寄りください。